青春館クラシックホール
【3月1日開催】青春館コンサートシリーズ[3]「宮沢賢治と弦楽四重奏」ラトゥール・カルテット
- 会期
- 2025年3月1日(土)
募集中
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青春館クラシックホール
第3回の青春館コンサートは「賢治と弦楽四重奏」と題し、宮沢賢治、そして岩手の洋楽器の草分けたちが、好んで愛した「弦楽四重奏」を、存分に楽しんで頂けるプログラムです。
ハイドン「皇帝」(1797年)は、賢治が縁した岩手の洋楽器の草分け「太田クヮルテット」が大正13年(1924)に主催したコンサートで演奏されました。演奏は当時、日本初の室内楽団体だった「ハイドンクヮルテット」。太田クヮルテットの先生をしていたヴァイオリンの多忠亮さんがメンバーでした。
ベートーヴェン「弦楽四重奏曲第4番」(1800年ごろ)は、賢治が「春と修羅」を執筆する際に、「自分もぜひこのようなものを書かねばならない」と強く感じ、文学作品で交響曲を描こうと試みるきっかけとなりました。そのインスピレーションの源となったのは、ベートーヴェンの「交響曲第5番《運命》」です。「弦楽四重奏曲第4番」は、「運命」と同じ調性(音の色彩)で書かれており、これからベートーヴェンが手掛ける交響曲の足がかりとなる重要な作品です。
長谷川恭一「鹿踊りのはじまり」は、2010年1月、アナウンサーであり女優の畑中美耶子さんが宮沢賢治の童話「グスコーブドリの伝記」「鹿踊りのはじまり」「いてふの実」を題材に朗読劇を公演。長谷川恭一さんが即興演奏で参加し、そのモチーフを基に弦楽四重奏曲を制作。「銀河鉄道の夜」を加えた組曲「四つの童話」の一曲として完成しました。
タイトル SEE SHUN-KAN 青春館コンサートシリーズ3「宮沢賢治と弦楽四重奏」
【日時】2025年3月1日15:00開演
【場所】もりおか啄木・賢治青春館 2階展示ホール
【内容】
宮沢賢治が愛した「弦楽四重奏」をテーマにしたコンサート。
プログラム 『宮沢賢治と弦楽四重奏』
ハイドン◉ 弦楽四重奏曲 第77番 ハ長調作品76-3 「皇帝」
ベートーヴェン ◉弦楽四重奏曲 第4番ハ短調作品18-4
長谷川 恭 一 ◉鹿踊りのはじまり 他
【定員】70名
【費用】2000円(当日500円増)
※未就学児入場可(入場料無料)
お申し込みフォームは下記
https://forms.gle/xbh65b4Rb77fJXjy8
La Tour quartet ラトゥール・カルテット
2009年6月石神の丘美術館のコンサート出演を機に、盛岡を中心に演奏活動をしていた4人で結成された、プロの弦楽四重奏団。このラトゥールという名前は、明暗の対比を強調し、静寂で神秘的雰囲気が特徴である、バロック時代の高名な画家、ジョルジュ・ド・ラ・トゥールから由来する。
これまでにマリオス小ホール、もりおか啄木・賢治青春館、萬鉄五郎記念美術館、野村胡堂・あらえびす記念館、岩手県公会堂などで演奏会を開き、好評を博す。また、長谷川恭一プロデュースによるCD「小さな手袋」「印度の虎狩り」を制作。震災支援の一環として販売。
山口あうい(ヴァイオリン)
京都市出身。愛知県立芸術大学卒業。桑原賞受賞。同大学院音楽研究科修了。日本室内楽アカデミーオーディション合格。ウィーン国立音楽大学留学。都留音楽祭セミナーにてバロックヴァイオリンを受講。堀内ハルキ、亀田美佐子、阿部靖、田渕洋子、澤和樹、進藤義武、フランツ・サモヒル、渡邊慶子、バロックアンサンブルを岡田龍之介の各氏に師事。ラトゥール・カルテット、いわてフィルハーモニー・オーケストラ、ヴェルテックス ムーゼ室内合奏団、進藤義武弦楽四重奏団所属。盛岡市にてヴァイオリン教室を主宰。
馬場 雅美(ヴァイオリン)
武蔵野音楽大学卒業。 元東京フィルハーモニー交響楽団ヴァイオリン奏者。 長谷川孝一、比留間和夫、 日高毅、ルイ・グレーラーの各氏に師事。 現在、矢巾町田園室内合奏団にてヴァイオリン講師。
三浦 祥子(チェロ)
弘前大学在学中にヴィオラを村山弘氏に師事。これまでにヴァイオリンを松見和子 村山弘、長谷部雅子、渋谷由美子の各氏に師事。アンサンブル を村山弘、 三戸正秀、藤沢俊樹の各氏に師事。現在、盛岡と弘前にてヴァイオリン教室を主宰。ラトゥール・カルテット、いわてフィルハーモニー・オーケストラ所属、弘前大学フィルハーモニー管弦楽団弦楽トレーナー、弘前交響楽団弦セクショントレーナー、弘前ユースストリングアンサンブルトレーナー。
熊谷 啓幸(ヴィオラ)
盛岡市出身。 5歳より盛岡音楽院にてピアノを学ぶ。 盛岡白百合学園高等学校 愛知 県立芸術大学器楽科を卒業後、 岩手大学教育学部付属中学校にて非常勤講師を務める。 退職後、 音楽教室を主宰。 チェロを黒沼俊夫、 井上頼豊、天野武子、藤原真理の各氏に師事。現在、チェリストとしてソロ活動、宮沢賢治作品の朗読に合わせたチェロ演奏を行っている。ラトゥール・カルテット、いわてフィルハーモニー・オーケストラ所属。奥州ジュニアオーケストラにてチェロ講師。
【SEE SHUN-KANコンサートシリーズについて】
石川啄木・宮沢賢治、双方とも「音楽」と深い結び付きをもった人生でした。啄木は作曲家・ワーグナーの研究に没頭し、自分で作曲したとも言われています。賢治の作品からはベートーヴェンの交響曲が聞こえ、彼が集めたレコードにはショパン、ドビュッシー、ストラヴィンスキー等、色彩豊かなクラシック音楽を愛した痕跡が残っています。青春館コンサートシリーズ「SEE SHUN-KAN」は、岩手にゆかりのある音楽家たちと一緒に、啄木・賢治が聞いた音楽をひもとき、彼らと音楽のつながりの糸をたぐりよせてみようという試みです。
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