青春館クラシックホール
【5/10開催】青春館コンサートシリーズ[4]原田哲男無伴奏チェロコンサート
- 会期
- 2025年5月10日(土)
募集中
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青春館クラシックホール
未就学児の来場はできません。ご了承ください。
原田さんは、未来のゴーシュかもしれない
宮沢賢治は、チェロを「俺のカガ(妻)」と呼ぶほど愛し、1926年にはチェロを担いで東京を訪れ、3日間ではありますがチェロを習ったとされています。チェロ奏者にとって宝物とされるJ.S.バッハの「無伴奏チェロ組曲」は、1902年にパブロ・カザルスによって再発見され、名曲として広まりました。また、賢治が東京の先生から譲り受けた「チェロ名曲集第1巻」にもこの「無伴奏チェロ組曲」が掲載されており、賢治もきっと練習し、愛した曲であったことでしょう。
原田哲男は、仙台フィルハーモニー管弦楽団、九州交響楽団の首席チェロ奏者を務め、東北でも公演活動を重ねています。大樹のように豊かな音色と、誠実に音楽と向き合う姿勢は、多くの聴衆に感動を与えてきました。今回、原田が改めて挑むのは、無伴奏チェロ組曲第2番、第4番、そして難曲である第6番。バッハの響きから賢治の世界に通じる深い音楽的探求をご一緒しましょう。
タイトル SEE SHUN-KAN 青春館コンサートシリーズ4「原田哲男無伴奏チェロコンサート」
【日時】2025年5月10日(土)15:00開演
【場所】もりおか啄木・賢治青春館 2階展示ホール
【内容】
宮沢賢治が愛した「無伴奏チェロ組曲」をテーマにしたコンサート。
プログラム オールバッハ無伴奏プログラム
J. S. バッハの無伴奏チェロ組曲より
第2番 ニ短調 BWV1008
第4番 変ホ長調 BWV1010
第6番 ニ長調 BWV1012
【定員】70名
【費用】3000円(当日500円増)
※未就学児入場不可
オンライン予約はこちらから
https://forms.gle/m1b1nNd5fvnH7K3D6
プロフィール
原田哲男
鹿児島県出身。桐朋学園大学在学中の1990年に蓼科高原音楽祭奨励賞受賞。同大学卒業後、ドイツのマインツ大学音楽学部、米国ダラス市の南メソヂスト大学へ留学。1999年から2012年まで仙台フィルハーモニー管弦楽団首席チェロ奏者を務めた。2001年第4回ビバホールチェロコンクール3位。仙台フィルメンバーによるセレーノ弦楽四重奏団で「松尾音楽助成賞」受賞、また原村室内楽セミナーにおいて「緑の風音楽賞」受 賞 。
2007年文化庁海外派遣研修員としてドイツに留学し、クリスティアン・ギガ-氏(ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団第一ソロチェリスト)に師事。2013年から2016年まで九州交響楽団首席チェロ奏者を務めた。またソリストとして仙台フィルハーモニー管弦楽団、九州交響楽団、東北、九州各地のオーケストラと共演した。
現在は福岡市を拠点にフリーのチェロ奏者として、ソロ、室内楽、後進の指導、また近年は絵画や語り、バレエなど他ジャンルとコラボするなど、幅広く活動を展開している。年2回九州各地で主催の「原田哲男チェロコンサート」は2025年6月に23回目を迎える。